前回に続き、BlackBerry(RIM社)のお膝元、カナダの携帯電話の料金体系について。
米国もほぼ同様と考えて大差ないと思います。
まずは料金の前に契約体系が大きく2つに分かれています。
- プリペイド(複雑な契約はなし)
- 通常の契約(支払い能力の審査など含めたちゃんとした契約)
※カナダの免許証やSINなどが必要なります
日本と大きく違うのは、プリペイドという形態での使用がとても多いことです。
また、現在も増加傾向にあります。
ちなみにプリペイドは「PrePaid」または「Pay-as-you-go」と呼ばれていて
携帯電話会社(キャリア)によって呼び方が異なりますが、同じことです。
※Pay-as-you-go=ペイ・アズ・ユー・ゴー
プリペイドとは言っても、SIMカードを購入するときに名前や住所などは
ちゃんと登録しますし、通常の契約と同様に
Web上で自分の使用履歴などがほぼリアルタイムで確認できます。
前回の機種のところで説明した通り
カナダ(米国)はテキスト(SMS)のやりとりも重要な要素になっています。
通話が何分できて、テキスト(SMS)の送受信が何通または無制限などという
テキストの送受信に関する項目も設定されています。
※日本と違い、通話は掛けるだけでなく、掛かってきた時もカウントされる
そして、通話とテキストを選んだら、
次にデータ通信(日本でいうパケット通信)の部分について検討となります。
もちろん、通話とテキストの送受信しかしないというプランもあります。
前提を書いたところで、機種本体同様に料金体系について。
機能別・使用方法別に分けるとまず2つに分けることができます。
- 通常の携帯電話
- スマートフォン
この時点でも若干分かりづらいのですが、
当然のことながら、スマートフォンは通話だけでなく、
WebブラウジングやEmail、SNSやGoogleマップなどのアプリによる
データ通信も行うのでプランとして別になっていても良いとして、
通常の携帯電話のカテゴリ(要はSynbian OS)の機種については
仮にスマートフォンと同じようなことができたとしても
かなり安く設定されていることです。
要はスマートフォン=高スペックの機種なので
データ通信の量も増えるが、同様の機能が備わっていたとしても
通常の携帯の延長としてのデータ通信であれば
それほど通信量はないだろうということです。
一昔前の日本に置きかえると分かりやすいですが
3Gと呼ばれている今の回線はスピードも速くデータ通信量も多いが
一世代前の規格(ドコモでいうMova)ではスピードが遅いので
通信量もたかが知れているということでしょう。
そしてBlackBerryユーザとしてはここからが本題でして
料金体系は、もう一段階細かく分けることができます。
- 通話とテキスト(SMS)のみ
- 通話とテキストとWebやSNS、Emailも(ただしスマートフォンではない)
- スマートフォン(Android, iPhone, WindowsPhone)
- BlackBerry
そうなんで、BlackBerryだけ別枠なんです。
特にプリペイドの時なんて、(日本の感覚に慣れていると)
嫌がらせように分かりづらい制限があります。
BlackBerryで全てのデータ通信(Web, Email, SNSなど)をやりたければ
ちゃんとした契約が必要な通常の契約をするしかないと思ってください。
プリペイドだと、Webブラウジングは鼻からWiFiのみ
SNSかEmailかの使い放題を選び、もう片方はWiFiのみとなります。
良くも悪くもBlackBerryはBISやBESという特別なサーバを介して
データの送受信を行うため、別枠なんでしょう。
最後に、これが決め手ですが
スマートフォンとBlackBerryについては
日本でいうパケホーダイはありません。
だいたい500MB~5GB程度のデータ通信量に応じた契約となります。
ということで、まとめると
- 通話の時間を選ぶ
- テキスト(SMS)の送受信数を選ぶ
- データの通信量を選ぶ
- その他オプション(留守電など)を選ぶ
という4つの項目を検討した上で料金プランを選択することになります。
次回は携帯電話会社=キャリアについて。
(まだまだ私も全てを把握している分けではありませんが、カナダに引っ越す予定の方などお気軽に質問どうぞ。)
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